松本市の鍼灸マッサージ お城のにし治療院

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起立性調節障害の鍼灸治療について 松本市 鍼灸院 お城のにし治療院

長野県松本市鍼灸院 お城のにし治療院です。

中学2年生の息子が起立性調節障害になり約6ヶ月が経ちました。

午前中は起きる事が出来ず、頭痛、腹痛、お腹の調子が悪い

気持ちが悪い、フラフラする、怠いといった体調不良があり

午後目が覚めても夕方から夜頃になるまで、体調が悪い状態が続いていました。

お昼過ぎに目が覚めても体調が悪いため、学校へ行く事がほとんど出来ません

登校出来るのは1週間に1回あるかどうか、それも最後の1時間だけ授業に

出れる状態でした。

眠りにつくのは、朝の4時から5時、起きるのは午後の12時から2時

まるで夜と昼が逆転したようでした。

 

夜更かしして、ゲームをしたりスマホをいじっているのではないか?

怠けているのでは無いか? 学校に行きたくないのか?

いりめられているのではないか?

私も最初はそう思っていたのですが、夜ゲームをしたり、スマホを触って

おらず、暗くした寝室のベッドに夜の10時頃に入っても、そのまま布団の中で

何もしていないのに、全く眠る事が出来ていませんでした。

友達も多く、学校へ行きたい気持ちも強いのが一緒にいて良くわかりました。

 

私は鍼灸師なので、なんとか少しでも息子の調子を良くしたいと思い、鍼灸の治療を始めました。

 

大阪で開かれた医師、心理士、鍼灸師中医学者による起立性調節障害に対する

治療法のセミナーに参加しました。

大阪で開かれた医師と大学教授による脳神経科セミナーにも参加しました。

知り合いの鍼灸師さんのところに行き、診ていただきました。

起立性調節障害について学び、その治療法についても調べました。

 

地元の病院の医師は、はっきりとした原因はわかっておらず、また治療法もまだ確立されていない、環境が変わった時、大人になった時に改善する事がある。

良くなるのに3ヶ月かかるか、1年かかるか、3年かかるか、10かかるか

ひとにより、それはわからない、1年、2年もっとかかると思った方が良いと言われました。

 

西洋医学で良い治療法が無いのであれば、自分が東洋医学、はりとお灸のチカラを使ってなんとかしようと思いました。

ここからが実際の治療についてです。

治療を始めたのは3月から4月頃から

今日は8月12日なので約4ヶ月が経ちました。

 

東洋医学では五臓六腑の調子を整えて、本来人が持っている自然治癒力が働くように

します。

 

東洋医学 五臓の働きと関係

東洋医学で言う五臓は西洋医学の考え方とはかなりちがいます。

たとえば腎は水の巡りや量を調節したり、人が生きて動くためのチカラ

気を収蔵する場所と考えます。

腎が虚しているというとき、西洋医学的には腎臓になにか問題、病気があると

考えるのですが、東洋医学では気が足りない、元気がない、水の巡りが悪い

という事になり、動く事が出来ない、疲れやすい、足や身体が冷える、足が浮腫む

耳が遠くなる、髪の毛が抜ける、老化するといった症状が現れます。

また五臓はそれぞれ他の臓の働きにも深く関係していますので、ここで説明出来ないほど複雑になります。

鍼灸師の中でも経絡治療(けいらくちりょう)が出来る人は、手首の脈を触って

五臓の状態を調べます。これを脉診(みゃくしん)といいます。

一緒に舌を診る舌診(ぜっしん)、お腹を触る服診(ふくしん)

私はさらに久保田式VTという方法も使い五臓の調子をみます。

 

この方法で息子を診てみると脾と腎が極端に弱っていました。

脾とは消化器全般の働きをいいます。

食物から身体に気のエネルギーを補充する非常に大切な働きをします。

脾の調子が悪いとエネルギー(気)の補充が出来ない訳ですから、

元気がなくなって行きます。他の臓を支えるとても大切な働きをする臓なのです。

 

腎も極端に弱っていました。腎は身体のエネルギーを貯蔵する場所です。

腎が弱っているという事は、エネルギー(気)が枯渇している、元気が全く出なくなっている状態です。

エネルギーの補充が出来ず、エネルギーそのものが枯渇している。

体調不良になり、元気が出ない、起き上がる事が出来ない

起立性調節障害の症状ですね。

 

経絡治療で、この弱った脾と腎を整え元気にします。

はりとお灸を使い経絡の調節をします。

 

 

脾と腎のツボをメインとした足へのお灸とはり 

足、手、お腹、背中、腰 にお灸をします。

針も数本します。

 

この治療を1週間に1〜2回しました。

足がとても冷たく、お腹が硬く、首がこっていました。

これを約2ヶ月〜3ヶ月続けたところ

だんだんと体調が良くなって来て、お腹が痛い、頭痛、気持ちが悪い

むかむかする、元気が出ないという症状が減ってきました。

体調が良くなって来たのですが、睡眠のサイクルは変わりませんでした。

 

朝の3時から5時に寝て、起きるのは12時から2時という感じでした。

登校出来るのは5時間目か6時間目、週に1日から3日学校へ行けるようになりました。

 

在る提訴体調は良くなって来たのですが、睡眠のサイクルは変わらないために、

taVNS 経皮的耳介迷走神経刺激という治療法を加えました。

これは、左耳にある迷走神経に電気パッドをつけて低周波の電気刺激を

与えるというものです。

 

迷走神経は内蔵や、自律神経を大きく関わる神経です。

迷走神経に刺激を入れる事で様々な症状が改善するという医学論文が世界各国で発表されています。

自律神経の調節と慢性の微少炎症の改善のためにこの治療法を加えました。

 

taVNS 経皮的耳介迷走神経刺激

この治療法を加えた事で眠る時間が早くなり、夜の12時から深夜2時くらいまでに

眠る事が多くなって来ました。

起きる時間は午前10時から12時くらいが多くなって来ました。

以前と比べて約2時間くらいですが、眠る時間が早くなり、起きる時間も早く

なって来ました。

現在はこのような状態まで改善して来ました。

治療を始めて約6ヶ月です。

 

小児科の先生には、とても良い効果が出て来ていると言ってくださっています。

最近は睡眠専門の医師にも診ていただき始めました。

今までの治療を続けながら、今後はオステオパシーの内蔵マニピュレーション

呼吸の改善 頚部の迷走神経調節 ニューロモデュレーション

分子栄養学などの治療法を加えて行く予定です。

 

なんとか息子の起立性調節障害 ODをよくするために研鑽と施術を重ねようと

思います。

 

インターネットで検索すると松本市の整体や鍼灸院等で起立性調節障害

簡単に治るような事が書いてありますが、そのお子さんの重症度にもよりますが、

そんなに簡単な病気ではないと思っています。

もっともっと治療法を検討し起立性調節障害で困っておられる方のためになれるよう

頑張ります。

 

 

 

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長野県松本市 東洋医学鍼灸マッサージ院

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