鍼灸、あん摩の治療にあたってどちらも
とても大切な学問です。
西洋医学は、主に体の異常、
正常な体が病によって、異常な状態になっているのを
治します。
そのために、レントゲンや、血液検査、CT,
MRIなどなど、様々な検査をして
どこになんの異常があるかを突き止め
病名を決めて治療に当たります。
東洋医学では、異常な箇所そのものと言うよりも
人そのもの、人全体を診て何が原因で
その人が不調、病になっているかを診ます。
病ではなく人を診ると言います。
特定の病名ではなく、その人の
臓腑、陰陽、虚実、寒熱、表裏などの
体全体の状態を診て診断をします。
これを証を立てると言います。
表熱実証、裏寒虚証などと言った証を立てます。
証を立てると治療法が決まるので
治療を行います。
病名を考えたりしないので
診断即治療になります。
このようにだいぶ考え方の違う
東洋と、西洋の医術ですが目的は
同じ人を癒す事です。
私は、この二つの医術を学んでいるところです。