5年前に目の手術を何度も受けました。
大学病院に年の半分くらいは入院をしていたのですが、
その時にボランティアでマッサージに来てくれる方がいました。
手術で肩や腰が痛くて仕方がなかったので、
その方にあん摩、マッサージをしていただきました。
突然目が見えなくなった私に、あん摩をしてくれながら
その方も40歳頃に目が悪くなり失明したこと
その時は悲しくて仕方なかったこと。
でも目が見えなくても出来ることは沢山あるし
不幸せでは無い事、そういった事を話して下さいました。
その時は、私は将来を悲観していましたし、
そういったお話を聞いても心が晴れる事はありませんでした。
その方は盲学校を卒業して、今ははり、きゅう、あん摩師として
働いていると言っていました。
私に、目が悪くなったのなら盲学校へ行くのが良いですよと
言って下さいました。
それから2年くらいして私は盲学校へ行きました。
今日その方に5年ぶりに会いに行って来ました。
自分も盲学校を卒業して、同じ道を進むことになったきっかけを
与えて下さった事へのお礼をやっと言うことが出来ました。