松本市の鍼灸マッサージ お城のにし治療院

慢性痛 肩こり 腰痛 膝痛 うつ 不眠 頭痛 首肩痛 体を不調を東洋医学のはり、灸、あん摩で良くしましょう。

腰痛は、冷やすの?温めるの?どっち?

昨日に続き、腰痛の話です。

今日は東洋医学的ではありません。

ずばり、腰が痛いときは

温めたほうが良い?

冷やしたほうが良い?です。

 

これっとご存じない方多いです。

良く、腰が痛いときは冷やしちゃだめよ

温めなくっちゃと聞きます。

さて本当のところは、どうなんでしょう???

 

まず腰痛は急性か、慢性かをみます。

 

急性とは、最近急に痛くなった場合です。

ここが痛いと痛いところを指差で指す事が

出来ることが多いです。

どちらかというと痛みがひどく、時には歩けないことも

あります。

 

慢性とは、3ヶ月以上前からつづく腰痛のこと

「もう10年くらいずっと痛くなったりで、

歩けないほどではないんですけど・・・」

こんな感じの方もいらっしゃいます。

はっきり指でここというよりは、右の腰のあたり。

といった広い範囲をしめす事が多いです。

朝起きてしばらく痛むけど、動いているとだんだん良くなる。

ひどい痛みではないけれど、重だるい感じがして

しゃがむ時などに時々痛む。

お風呂に入った後は少しマシになる。

こういった方は慢性腰痛です。

 

冷やす?

温める?は

急性か慢性かで変わるのです。

 

急性とは、何かの拍子に、筋肉や腱を痛めてしまったのです。

その痛めてしまった部分が炎症を起こし

熱を持っています。

ですから、冷やして上げて

少しでも早くその炎症を鎮めてあげる必要があります。

 

目安としては、さわると熱っぽい気がする。

お風呂に入ると痛くなる気がする。

こんな時は冷やした方が良いです。

 

温めたほうが腰によいからと、腹巻きをしたり

ホッカイロで温める、長時

間お風呂に入ったりシャワーのお湯で

温める事はしないで下さい。

ゴリゴリと自分で押したりマッサージも

しない方が良いです。

冷やす湿布も有効です。

ひどい時にはアイスノンで冷やしても良いです。

たいがい2〜3日で炎症は治まって来ます。

 

ポイントは、冷やしたときに気持ち良いかどうかです。

炎症があり熱を持っている時は、

冷やすと気持ちが良いはずです。

 

あん摩マッサージはこの炎症が起きている時は

あまりお勧め出来ません。

特に、リラクゼーションや

もみ屋さんは止めた方が良いです。

 

ただ傷んでいる腰そのものではなく、

足や背中、肩を揉むことで楽にはなります。

そして東洋医学的に経絡であん摩をすれば、

痛みを抑える事も出来ます。

鍼は、この急性の場合にも有効です。

 

次に温めた方が良い場合です。

先程書いた慢性の場合は温めた方が良いです。

慢性の腰痛は、筋肉が固くなったり

姿勢が悪いためにおこります。

 

筋肉が固くなると血のめぐりが悪くなり

筋肉の中へ栄養や酸素が入って行かなくなります。

するともっと固くなってしまいます。

 

固くなることで神経を圧迫して痛みが出て来るのです。

 

ですから、慢性の腰痛の場合は温めて

血行を良くして上げる必要があります。

ポイントは温めると気持ち良いかどうかです。

お風呂に入った後は、腰痛が少し楽になるという

方がそうです。

 

こういった方は腰を冷やさないようにします。

下着をちゃんと着たり、腹巻きも良いです。

 

冷やさないように気をつけて、ホッカイロも良いでしょう。

ただし低温やけどにはご注意下さい。

 

東洋医学的に考えるとその部分の気の流れが

悪くなり、気が停滞したり、疎通が悪くなっていたりして

いますので、気の流れを良くします。

 

はりや、お灸を使って気の流れと

血の流れを良くして、固くなった筋肉を

柔らかくする事が出来ます。

あん摩、マッサージ、指圧ももちろん

とても良いです。

 

温める事に加えて大切な事があります。

 

それは、腰を、体を動かしてあげる事です。

トラックの運転手さんや、事務仕事の方などにも

この慢性腰痛が多いのですが、

原因は、同じ姿勢を長時間続けること

そして動かない事です。

 

以前にも書きましたが筋肉は動くことで内部に

張り巡らされた毛細血管に血液を送ります。

この血液が新鮮な酸素と栄養と筋肉の中に運び込み

そして老廃物と二酸化炭素を運び出してくれるのです。

 

筋肉を使わず、じっとしていると血液が循環しなくなり

結果、酸素不足、老廃物の蓄積が起こります。

この事でさらに筋肉が固くなります。

 

長時間同じ姿勢、動かない、すると。

腰が痛くなる。すると

痛いから動きたく無い。すると

もっと血のめぐりが悪くなる。すると

もっと筋肉が固くなる。すると

もっと腰が痛くなる。

というように、負の連鎖になってしまいます。

 

ですから、慢性腰痛の場合は、こわがらずに

腰を動かしてあげた方が良いです。

と言っても固くなっている筋肉を

無理やり曲げたり、急に力強く動かすと

筋肉を痛めてしましますので、

ゆっくり腰を回すとか、散歩をする。

それとラジオ体操もすごく良いです。

 

何日もそうしているうちに、腰、背中の筋肉の

血の巡りが良くなって来ますから

そうなったら、もう少し強い運動をして腰痛を

起こさない体をつくる事も出来ます。

 

最後にお伝えしたいのは、

ここまで話させていただいたのは、

筋肉や、腱などの、軟部組織、

やわらかい組織が原因による腰痛の場合です。

 

椎間板ヘルニアや、脊椎すべり症といった

骨や神経そのものが原因の腰痛の場合は

無理な運動や、温めたり、冷やしたりは

良くない事があります。

 

整形外科へ一度行ってレントゲンを

撮ってもらえば、原因がわかりますので

骨に以上は無いですね。とお医者さんに言われたら

今書いたような事を試してみて下さい。

 

東洋医学とはり、灸、あん摩、マッサージは

痛みをとる事が出来ますので、

痛みをとった後に

腰痛になりにくい体づくりをされたら良いと

思います。

 

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長野県 松本市で、はり、きゅう、(鍼灸

あん摩、マッサージ、指圧、

東洋医学をしている

たからんのブログです。

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