松本市の鍼灸マッサージ お城のにし治療院

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春は東洋医学ではギックリ腰の季節?

こんにちは、たからんです。

だいぶ暖かくなって来ましたね。

 

先日お祝いして下さったベテランの鍼灸師の先生が

おっしゃっていました。

「春はね、ギックリ腰の人が増えるんだよ」

 

実はこのセリフ、鍼灸師、あん摩師、マッサージ師の方達から

良く聞くセリフなのです。

 

春になるとギックリ腰が増える。

 

不思議な話しですね。

 

でもこれは、東洋医学的に考えると

理にかなっているというか、

そういうことなんです。

 

そういう事ってどういうこと?

と思われます。

そりゃそうです。

 

ご説明します。

 

東洋医学には、五行説というものがあります。

ざっくり言うとこの世の全てのことは

五つに分けられるのです。

そしてその五つの要素がお互いに影響しあっている

そう考えるのです。

 

では五つとは、

木、火、土、金、水

この五つがそうです。

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東洋医学 五行説

こんな風に書くことも出来ます。

すごく大雑把に説明しますと

木があります。

その木が燃えて火が生まれます。

火が燃えた後に土が生まれます。

土が凝集して金が生まれます。

金に露が集まり水が生まれます。

水が流れて木が生まれます。

そしてまた

木が燃えて火が生まれます。と言うように

次の要素を前の要素が生み出して行きます。

 

この五つの要素が万物を生成しているという事なのです。

 

フィフス・エレメントという映画がありましたが

まあとても大切な5つの要素という事です。

 

そして人の体も五つの臓器

五臓によって生かされています。

肝、心、脾、肺、腎の五つです。

この五つがさっきの木、火、土、金、水の

五つとセットになるのです。

木ー肝

火ー心

土ー脾

金ー肺

水ー腎

 

ほら体の臓器が五つに分類されました。

五季と言われる、季節も五つに分類されます。

春、夏、長夏、秋、冬

木ー肝ー春

火ー心ー夏

土ー脾ー長夏

金ー肺ー秋

水ー腎ー冬

季節もセットになりました。

ここに五主と言われる五臓から栄養されている

ものがあります。

筋、血脈、肌肉、皮膚、骨

木ー肝ー春ー筋

火ー心ー夏ー血脈

土ー脾ー長夏ー肌肉

金ー肺ー秋ー皮膚

水ー腎ー冬ー骨

こうなります。

この他にも色や、香り、音、味、方角などなど

さまざまな事が五つに分類されているのです。

 

ここで最初の春はギックリ腰の季節に戻ります。

春は、木です。

そして肝で筋でもあります。

つまり春は肝臓の働きと関係があり

また筋肉、この場合筋肉の腱を言うのですが

筋肉に関係がある季節なのです。

 

肝臓が、調子を崩すと目が疲れたり赤くなります。

そしてイライラしたり、怒りっぽくなります。

そういった症状が春には出やすいという事なのです。

そして筋、筋肉の緊張が進んだり、筋肉が弱ったり

筋肉が痛くなりやすいのも春なのです。

 

こして東洋医学的に見ると春は筋肉に関する疾患が

増える季節なのです。

ですので、ギックリ腰が増える季節となります。

 

ですので、私がギックリ腰を治す時は問題の出ている

原因を西洋医学的に探し、どこの筋や、スジが傷んでいるのか、

その痛みの元はどこなのかを探します。

 

背中から来ている事もあれば、お尻から来ている事

肩から来ている事、足から来ている事、首から来ている事

ギックリ腰と言ってもどこが原因で痛みが出ているのか

実はいろいろなんです。

 

炎症がまだある時は、冷やして安静にします。

そして痛い所から少し離れた、痛みを引き起こしている

原因の場所にはりを打ちます。

これを標治と言います。

 

そして大本の原因である肝の治療もします。

これを本治といいます。

 

本治は東洋医学的な治療です。

本治をしないと、標治で一時的に良くなっても

また繰り返してしまう事が多いです。

 

西洋医学的な治療と、東洋医学的な治療の

両方をする事で、一時的では無く

長く腰を良くする事が出来ます。

腰の痛みには、はりは、驚くほど効きますので

腰痛で苦しんでいる方は

是非一度はりを試してみて下さい。

 

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長野県 松本市で、はり、きゅう、(鍼灸

あん摩、マッサージ、指圧、

東洋医学をしている

たからんのブログです。

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