松本市の鍼灸マッサージ お城のにし治療院

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筋肉の硬結を経筋で治療する

今日の話は専門的すぎてわからないと思います。

ごめんなさい。

 

ものすごく背中がこっていて、もう本当にガチガチの方

施術者の間でも、凄い強揉みで指が痛くなるほど

強く揉み続けなくてはならないと有名な方がいらっしゃる。

 

その方を初めて揉ませていただくことになった

覚悟して揉み始めた、本当に硬い

いくら押しても柔らかくなってこない、おそらく1時間以上

背中から腰を思いっきり強く揉み続けなくては、柔らかくならない感じ

 

そこで経筋と言う治療法をしてみた、私は筋肉が異常に硬い時

この経筋を使うのだけれど、経筋とは経絡のように臓腑をまとわらず

筋肉や腱といった運動器のみを流れる流中の経絡のようなもの

脊柱両側の筋肉の硬結は足の太陽経筋になるので、

治療点の経穴を触ってみた。

ほんの軽く触っただけなのに、軽く飛び上がるくらい痛がっておられる

この経筋穴と背中に硬いところを同時に指圧すると

しばらくすると、硬かった背中が柔らかくなり、

痛かった経筋穴が痛く無くなってくる。

 

この治療法は、首や肩の時でも使える。

とても便利でありがたい方法だ。

 

患者さんもいつも驚かれる。

 

しかし、この方法は効かない時がある、

なぜ効かないのだろうとずっと考えていたのだが、

どうも実には効いて虚には効かないような気がする。

それと当たり前なのかもしれないが、硬結の原因が臓腑にあるときは

経筋は効かないようである。

 

実の凝りをとる方が簡単、虚のこりをとるのは難しい。

どうすれば、虚のこりをとる事が出来るのか、少しわかって来たが、さらに

追求してみたい。